AGA治療薬のプロペシア、育毛剤のチャップアップ。
薄毛対策としてどちらを選ぶべきか悩んでいる人はけっこういます。
ネットの情報を見ても、プロペシアの副作用が怖いからチャップアップに乗り換えた人、チャップアップからプロペシアに乗り換えた人双方がいます。
はたしてプロペシアとチャップアップどちらを選ぶべきか?詳しく解説していきます。
AGA=男性型脱毛症の主流は治療薬プロペシア
AGA=男性型脱毛症についてはいろんなところで解説されていますが、一応ここでも説明します。
男性の性機能、筋肉の発達などを支えるホルモン・テストステロンは、5αリダクターゼという酵素によってDHT=ジヒドロテストステロンという形に姿を変えます。
そしてDHTが頭皮で発生すると、毛根と結合して「脱毛因子」と呼ばれる物質を活性化させます。
その結果どんどん髪が抜けていってしまうのがAGAです。
AGAが増えるのは40代以降
男性の薄毛の原因はAGAが多数を占めるとも言われています。平均で30%の男性にAGAが発生すると聞くと、それには納得してしまいそうです。
しかし、30%というのはあくまで全年齢の平均。
年齢別の発症率はこうです。
年代 | 発症率 |
---|---|
20代 | 6% |
30代 | 12% |
40代 | 32% |
50代 | 44% |
30代以下のAGA発症率は非常に低く、40代になると急激にAGA発症率が増えています。50代になるとほぼ2人に1人がAGAになっています。
ここからわかるように、薄毛対策は30代と40代を境にかわります。
プロペシアはAGAのみ有効
現在AGA治療に使われている主要な治療薬がプロペシアです。
プロペシアの主成分フィナステリドは、AGAの原因物質DHTを作り出す5αリダクターゼが、テストステロンと結合するのを阻害します。
これによりDHTが作られなくなるので、脱毛が減っていきます。
ただし、逆に言えばプロペシアが効く薄毛はAGAが原因だったときだけです。
プロペシアには副作用が
AGA治療薬の主流であるプロペシアは、非常に効果が高い反面副作用もあります。
参照:https://www.msdconnect.jp/static/mcijapan/images/pi_propecia_tab.pdf
肝臓は体内に有害な物質を分解するとともに、タンパク質などを合成している化学工場で、肝臓の機能が低下すると全身の機能も低下してしまいます。
また、男性ホルモンの働きまで抑制するため、性機能にも影響を与えます。
副作用の発現率は低いとはいえ、一度副作用が発現した人は、プロペシアの服用をやめても、90%以上の人が3年以上性機能障害やEDなどに悩まされているという報告もあります。
30代以下世代の薄毛対策にはチャップアップ
AGAの世代別発症率は、20代では6%、30代でも12%と非常に低いです。
ということは、30代以下の世代の薄毛の場合、その原因としてはAGA以外のほうが多いということになります。
つまり、30代以下の薄毛にはプロペシアは効かない可能性が高いということです。
そこでおすすめなのが、現在育毛剤の中ではダントツに人気が高いチャップアップです。
なぜそう言えるのか説明します。
頭皮の環境を整える成分
30代以上の人の薄毛の原因は、頭皮環境の悪化が多いです。
整髪料やヘアカラーなどを使っていると頭皮にダメージを与えます。
また、髪を洗っても頭皮までしっかり洗っていないと、頭皮に汚れがたまりがちになります。
チャップアップの主成分であるグリチルリチン酸ジカリウムは、頭皮環境の悪化により引き起こされる炎症を抑え、ジフェンヒドラミン塩酸塩は炎症によって発生するかゆみを起こす物質をブロックします。
もちろん頭皮にダメージを与えるような行為を改善すること自体も必要となりますが、チャップアップは悪化した頭皮環境を正常に近づけていきます。
頭皮の血行サポート成分
頭皮にダメージが与えられると、頭皮の血行も悪くなります。
血行が悪くなると、髪の毛を作るためのタンパク質やミネラル、ビタミンなども必要な分量が必要なところまで届けられなくなってしまいます。
チャップアップには、センブリエキス、ニンジンエキス、海藻エキスなど、滞っている血液の流れに作用する成分が10種類以上配合されています。
チャップアップにより必要な血液が運ばれるようになれば、髪の毛を育てるシステムも正常に働くようになっていくはずです。
髪に栄養をあたえる成分
いくら頭皮の環境が整えられ、血液が正常に流れていても、髪を育てるのに必要な栄養が足りていなければ、薄毛の改善は望めません。
20代30代で食生活に無頓着だと、特にタンパク質、ビタミン、ミネラルが不足しがちになります。
チャップアップには、髪に必要な15種類ものアミノ酸が配合されています。
アミノ酸はタンパク質を構成するために必要な成分です。
チャップアップは15種類のアミノ酸で元気な髪が育つサポートをします。
初期AGA予防も期待できる
発症率が低いとはいえ、30代以下でもAGAになる可能性がないわけではありません。
チャップアップに含まれるオウゴンエキス、ヒオウギ抽出液、チョウジエキス、ビワ葉エキスなどには、AGAの原因であるDHTを作り出す5αリダクターゼをブロックする機能があると考えられています。
すでに進行したAGAを治すまでの力はありませんが、先手をうって5αリダクターゼをブロックできれば、AGAになるのを予防できる可能性が高まります。
チャップアップとサプリの併用で育毛力UP↑
チャップアップは育毛剤だけでも優秀ですが、できれば取り入れてほしいのがチャップアップサプリとの併用です。
チャップアップサプリの主要成分ノコギリヤシは、プロペシアに近い5αリダクターゼブロック性能があるといわれ、育毛サプリには欠かせない成分です。
亜鉛(食用酵母として含有)は、毛根が髪の毛のタンパク質を合成するために必要な酵素を働かせるスイッチの役割があり、フィーバーフューは乱れたヘアサイクルをもとに戻してくれると考えられています。
また、チャップアップサプリには、多数のアミノ酸とビタミンも含まれます。
アミノ酸は内側から髪を作る栄養となって育毛を支えます。
そして、ビタミン類は、亜鉛と同様酵素のスイッチ役になったり、あるいは毛根の細胞を攻撃する活性酸素を無効化したりします。
チャップアップサプリとプロペシアは併用可?
チャップアップサプリはAGA予防の期待値が高いノコギリヤシが配合されているので、AGAの人にもおすすめできます。
ただ、すでにプロペシアを服用している人は、併用していいのか、併用したら副作用が出やすくなるのではないかと不安に感じるかもしれません。
しかし、その点は心配ないようです。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型が存在し、プロペシアの成分であるフィナステリドはそのうちⅡ型をブロックします。
一方ノコギリヤシは、Ⅰ型のほうに作用すると考えられています。
つまり、プロペシアとチャップアップサプリの併用は、害になるどころか、より5αリダクターゼをブロックする効果が強化されるのではないかと思われます。
男性に嬉しい成分も配合
チャップアップサプリには、男性向けの元気サプリの定番であるマカも配合されています。
また、シトルリンは血管を広げる成分の放出をサポートします。
チャップアップのシトルリンは頭皮の血管を広げるサポート役として配合されていますが、下半身の血管を広げてくれることも期待できます。
マカやシトルリンが入っていることで、プロペシアの性機能を抑制してしまう副作用を打ち消す可能性もあるでしょう。
チャップアップのほうが経済的負担が軽くなる
AGA治療薬のプロペシアは医師による処方がなければ購入できません。
さらには、AGA治療は保険適用外なので、AGA受診をするとプロペシアの代金のほか診療費も実費で支払うことになります。
プロペシア自体はおよそ1ヶ月分の28錠が8,200円で、さらにそこに診療費、検査費などが加わるので、安くても15,000円。他の頭皮ケア治療などが加わると30,000円程度かかることもあります。
現在ではプロペシアのジェネリック薬も販売されていますから、クリニックによってはジェネリックを選択することもできるでしょう。
チャップアップは1本が約1ヶ月分で、7,400円です。
チャップアップには1度申し込めば月に1度商品を送付してくれる定期便があり、サプリとセットの定期便はかなりオトクな価格になっています。
単品購入 | 7,400円+送料660円 |
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定期便 | 7,400円 |
育毛剤+サプリ | 9,090円 |
チャップアップサプリは単品定価5,960円なので、合計で13,360円のところ、4,270円も割引の9,090円になります。
プロペシアとチャップアップは年代で使い分け
40歳を過ぎてからの薄毛はAGAの可能性が高くなります。まずAGAクリニックを受診すべきです。
多くのAGAクリニックでは無料カウンセリングも行っています。
その薄毛が本当にAGAかどうかは専門的な検査を行ってはじめてわかります。
AGAクリニック以外の皮膚科だと、専門的な検査もせずにプロペシアを処方することもあるようですが、もしAGAでなかったら効果がないのでまったく無駄になります。
AGAの可能性が低い20代30代なら、薄毛対策としてはチャップアップが有効です。
プロペシアとチャップアップは、基本的には年代別に使い分けます。
でも、40代以降の薄毛でAGAでないものなら、チャップアップでの対策も可能です。
若い世代の薄毛の対策、あるいは親が薄毛だから事前に予防したいというときは、チャップアップで育毛するのが最適です。